NOTIA通信

自閉症児のためのABAセラピーを行う「株式会社NOTIA」のスタッフによるブログです。

セラピーの「見せあい」してますか?

こんにちは。
最近になってようやく薄手のジャケットに変えた、北海道の秋本です。

セラピストが訪問してセラピーを行う際、皆様は如何お過ごしでしょうか。
一つには、セラピーに一緒に取り組んだり、セラピストによるセラピーを見学していただいている場合があると思います。
また、家事や他のお仕事をされている場合もあるでしょう。
お体を休めたり、本を読まれたりなど休憩なさっている場合や、他のパターンもあるかもしれません。
ほぼ毎日のセラピーや子育てにお忙しい中、セラピスト訪問時は皆様のフリー時間として活用していただきたいので、どのようなスタイルも大歓迎です。

ですが、どの場合でも定期的に親御様とセラピストの間でセラピーの「見せあい」をすることは大切だと思います。

セラピー前後のご報告や、セラピーノートを見ることによって、皆が同じ課題に取り組んでいるように見えても、実際に見せ合うと違うやり方をしていたことに気づくことがあります。
もっと細かい点では、プロンプトの微妙なタイミングや強弱など、セラピストがアドバイスできる部分が見えてきたりもします。

セラピーの「見せあい」が役立つのは親御様ばかりに言えることではありません。

セラピストとしても親御様のセラピーを見させていただくことで、お子様それぞれに合った指示の出し方や間、想像もしなかった親御様の工夫などを学ばせていただいています。
セラピストにとっての一番の先生は、やはりお子様や親御様です。

これからも定期的なセラピーの「見せあい」にお付き合いいただければ幸いです。
口頭での話し合いだけでは伝わらない点にこそ、多くの収穫が隠されているかもしれません!

色×物 ・・・できない時どうする?




こんにちは。
東北地区の佐藤です。


☆色×物☆


色×物の課題は中級のステージ1に出てくる課題です。

これは色がしっかりと定着していて、初級の物×指示や2つのものを取る課題ができてから取り組み始める課題です。
(色が得意なお子さんは早々とできてしまうかもしれませんがそうでなければこれらの課題を習得してからの方がスムーズだと思います。)

例えば、机上に赤い車と黄色い車/赤いスプーンと黄色いスプーンを並べていたとします。
色も名詞も分かっているはずなのに「赤い00」「黄色い00」など「い」が入ってしまうと途端に混乱してしまいます。

そんな時は、「赤 車」「黄色 車」など「い」を言わずに指示を出してみます。
言い方は色を強調してやや強めに言ってみます。

教材の並べ方をランダムにしてしまうと間違いやすければ赤いもの同士、黄色いもの同士をかためて並べて見せて、まずは「赤」「黄色」とかたまりを触らせた後に「車」「スプーン」の指示を加えて出して、正解を渡させます。
つまり、一段階ずつ指示を出していき、様子を見ながら「赤 車」と戻して行きます。
次の指示を出すタイミングを早めていくイメージです。



う〜ん。でも、これらができたとしても「い」が入ると、やっぱりうまくいかない…
どうすればいいでしょうか。


もう一度お子さんの何が難しいのかを観察して見てください。


ぱっと見で手が出てしまってはいませんか?
色はあっているのに、次の指示を処理する前に適当に触っていることはありませんか?

つまり、、、
大人「赤い車」と指示を出す
子供「赤い」(赤いものを触ろうとする)「車」と言い終える前に違うものを触ってしまう。

大人の指示をエコーして受容してくれるお子さんだと分かりやすいですが、
たまに指示を出した後エコーしている言葉と手があっていないお子さんがいます。

大人の指示を聞いて瞬時に「赤い車」なのか「黄色いスプーン」なのか頭の中でイメージして選べるといいのですが色と名詞の2つの情報を処理する速度がゆっくりな場合、2つ目の情報を処理している間にもう手が出てしまってうっかりミス!なんて事がよく見られます。

そういう時は、教材をお子さんから離して置いてみてください。
机上の大人側のギリギリのところでもいいですし、その場に立たせて取らせてもいいでしょう。
または椅子と机を少し離して取りに行かせる形でもいいかもしれません。
距離をおく事で、大人の指示を聞いたときに頭の中で2つの情報を処理する時間が作られて誤反応を防げるかもしれません。

あとは、指示を聞いて復唱していな子であれば、音声模倣で真似して言わせて取らせるのもいいでしょう。
手を抑えても嫌がらないお子さんでしたら、軽く手が出ないように防御しながら「黄色い車」と指示を出して、お子さんに真似させて言わせます。
言い終わった後に正解を渡させる方法です。
これだと、きちんと頭の中でイメージさせてから物を渡させる事ができるはずです。


それでも、やっぱり手応えが感じられない…
どうすればいいでしょう。

こうなったら、思い切ってこの課題はお休みしましょう。
強引に続けているとお子さんも苦手意識を持ってしまい、教材を見ただけで、
ギャーってなりますし、大人もモチベーションが上がらないですよね。

その代わりの課題として、いつかこの課題ができるようにするための準備運動課題を考えましょう。

課題ができない時は前の課題に戻る事が鉄則ですよね。
横に広げるのと同時に課題をスモールステップに細分化して、弱点を見つけて練習していきます。

この場合だと、、、

・色の定着をもう一度はかると共に言い方になれる
机上にペンだけを並べて「赤いペン」「緑のペン」「青いペン」の指示でそれぞれ渡せるように色々なもので般化する。

・2つの情報を処理する課題の底上げをする
物×指示、2つのものを取る、二段階動作模倣、二段階音声指示などに戻ってできる課題で横に広げる(大小など形容詞が得意であれば大きい像、小さい像/大きいアンパンマン、小さいアンパンマンなどで試してみるのもいいかもしれません)

・ぱっと見で手が出てしまうのが気になる方は、机上にあえて赤い物だけを並べて、
集中して5回連続で取れるように訓練してみる。
例えば、りんご、トマト、イチゴ、さくらんぼ、スイカなど。


試行錯誤したがうまく行かない時はしばらく寝かせておいて上記のように前に戻って底上げをして見てください。
そしたら、また本来の課題に戻ったときに気づいたらできるようになっているかもしれません。



佐藤ともみ

ビデオチャットコンサルティング

かなり久しぶりの登場となります関東の池田です。

NOTIAでは昨年からビデオチャットコンサルティングを開始しました。
ビデオチャットを使うことで、日本国内だけでなく海外にお住まいの方とも
コンサルティングが可能になり私も関東地区を超えた地域の方と
接することができてワクワクしています。
日々のセラピーでは課題の全体的な進め方やテキスト通りにいかない
など大なり小なり悩む事も多いと思います。
そんな時、誰かに相談できたらな。。と思う事ありませんか?
つみきの会ではメーリングリストを通じて藤坂代表や先輩親御さんからの
アドバイスを受けることができますが、
文字だけでは伝わりにくいことってありますよね。
訪問コンサルティングや発達相談を受けることが可能な方はこちらをお勧めしますが、
地域的に、時間的に訪問コンサルティングが難しいかたには、是非、
このビデオチャットを利用してモヤモヤを解消していただけたらと思います!

私たちもビデオチャットを通じて実際のセラピーの様子を見せていただくことで
「ここをこうすれば!」と具体的にやり方を伝えることができ、それを
その場で親御さんにやってもらえるので微調整しながらアドバイスさせてもらえます。
私はいつも教材とぬいぐるみを手元に置いて、言葉でうまく
説明できないときは、ぬいぐるみをお子さんに見立てながらやっています!
ある時、お子さんができた時に「やった~!!」と私が喜んでいると画面の
私に向かって「にっこり」とお子さんが嬉しそうに♡
私も親御さんもお子さんもその場にいるような雰囲気になりました。☆

ビデオチャットコンサルティングは1時間からお受けできますので、
気になっている方は是非、一度お試しください。
詳しくはこちら
http://www.notia.co.jp/ServiceSkypeConsulting.html

池田

GWが終わりましたね

こんにちは。
東海地区の奥野です。

GWも終わり、改めて保護者さんたちと園での新年度の過ごし方を相談している今日この頃。
というのも今回、担当のお子さんで入園を迎えたお子さんが多く、GWは、やっと園に少し慣れた頃にある長期休み・・・。
園にスッと馴染めなかったお子さんは、そこで振り出しに戻って崩れてしまうことも多く、なかなかの魔のお休みなのです。
皆さんのご家庭ではどうでしょうか。

GW明けに家庭訪問のある園があり、昨日のある担当家庭では「園では全く問題なく、皆と一緒に活動し、積極的に発言しているみたいです」とのことで、ほっとしました。
そのお子さん、1年前に初めて会った時には、「じーあん」という謎の言葉以外、何も話せない状態でした。
初めは、とにかく「指示に従う」こと全てを拒否しており、『おわんに積木を入れる』というだけの課題でまず一苦労。
積木を投げてしまうので、怒り狂うお子さんの手を取り、強制的に入れる→入れてしまったことに更にお子さんが怒り狂う・・・
の繰り返しでした。
途中、お母さんに「そこまでしないとダメなんですか」と何度も聞かれましたが、「大人が教えたことを素直にマネする姿勢が、
成長にはとても大切。お子さんはそれを拒否することがこだわりになっているので、それを崩さないといけない」という説明をし、
何とかABAを辞めるという選択から踏みとどまって頂きました。
(今となっては懐かしい・・・)

その後、積木はすんなり入れてくれるようになったものの、動作模倣で更に一苦労。
そして、それらを乗り越えたあとも、音声模倣が嫌いで、言い直させたりして気分を損ねると、そっぽを向いて手を後ろに組み、一言も発しなくなるという状態が続きました。
そんなときは『おわんに積木を入れる』(とにかく大人の指示に従う姿勢に戻す)→『動作模倣』→さり気なく?音声模倣(得意な音)に戻すという手順の繰り返しでした。

ところが、音声が単語の模倣に入り、2、3個単語が言えるようになった辺りから、少しずつお子さんの態度が変化しました。
私に会うと、得意気に、先週練習した単語を自ら発表してくれるようになったのです。
お母さんのお話では、家でもそんな様子で、お母さんに何度も単語を言うとのことでした。
ボイコットからの、まさかの自主練です。

そこからは「さぁ、今日は何教えてくれるのカナ♪」という期待すら感じるようになり、今では3語文レベルでとてもおしゃべりになりました。
何より、怒っているところを最近見たことがありません。
これまで担当してきた中で、1番化けたお子さんだと思います。
初めの半年ほど、本気で嫌がって抵抗するお子さんを見ているのは、お母さんもさぞ辛かっただろうと思います。
あのときABAを信じてくださったお母さんに感謝です。
集団生活はこれまで未知だったので心配でしたが、園でもうまくやれているようで、本当に安心しました。

・・・と、嬉し過ぎて良い話ばかりしてしまいましたが、もちろん、担当している中には入園で集団に馴染めず、躓いているお子さんもいます。
NOTIAでは「シャドー」という、園にセラピストが出向いてお子さんの様子を見たり、必要であれば横について介入したりするサービスも行っています。
その集団生活で躓いてしまったお子さんは、これからそういった対応をしていく予定です。実際に様子を見てみないとわからない部分も多いので・・・。
幸い、園から私の訪問の許可を頂けましたので、近々、まずは説明とご挨拶に伺うつもりです。
正直、私自身も訪問はドキドキですが、お子さんの今後のため、精一杯務めたいと思います。

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Author:㈱NOTIA
NOTIAはNO TEAR(泣かないで)。「お父さん、お母さん、泣かないで。私たちがついています」というメッセージを込めています。
NOTIAが目指すのは、自閉症をはじめとする発達障害を持つ幼い子どもたちのために、親とセラピストが対等な立場で協力し、励まし合ってABAセラピーに取り組む、という療育スタイルです。

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